石川源晃『占星学入門』シリーズ案内






日本語オリジナルの占星学教科書シリーズとしては質・量とも最高峰でしょう。
著者の石川源晃氏は、戦後アメリカで奉職する中で占星学の研究を開始、現地で論考・著書を発表。
本シリーズはその成果にもとづく本格的な教科書シリーズです。
理系技術者だけあって、実証科学にできるだけ近づけようとするアプローチが特色。
全部で5冊からなり、タイトルに巻立てなどが入らないのでややとっつきにくさになっていますが
順番としては「実習」「演習」「応用」、それから「調波」「辞典」となっています。
『アメリカ占星学教科書』シリーズなどの出生図〜相性〜未来予測といったような構成とことなり、
全要素を原理論から実践へと次第に塗り重ねるような構成です。
情報密度がかなり濃いため初学者は他の入門・解説書とあわせて読むほうがいいかもしれません。
装丁はルネサンス絵画をあしらったソフトカバーでカバーの中の表紙も美しいデザイン。
価格は各巻とも2000円前後と安く、全5冊を揃えても一万円程度です。平河出版社刊


※各巻ともタイトル・書影をクリックすると商品紹介ページ(amazon)を表示します。


実習・占星学入門―ホロスコープの作り方と読み方
平河出版社 1998年刊 本体1800円

262ページ中、86ページが天文暦、25ページがチャート作図法にあてられています。
作図法では詳細な計算手順を穴埋め式の計算表つきで解説。
この本だけでおおよそのチャート作図が可能です。
占星学的な解説の本体は正味150ページほどですが情報量自体はかなりの密度です。

本文は、占星学の歴史、占星学そのものをどうとらえるか
占星学研究家はどうあるべきかといったことから始まる。
アスペクトそのもの、ハウスそのものについて詳しい解説がありますが
個々の惑星のアスペクトや、サインそしてハウスに入る星の具体的説明は
通常の入門書ではかなりのページ数を割いてあるものですが
この本ではそれぞれ一ページ程の分量の一覧表で処理してあります。
その一方で、四大小惑星と呼ばれるセレス、ジュノー、パラス、ベスタの解説や
サイン・ディスポジターで見る意志決定パターンの解説が入っているなど
なかなか入門書では見られないレベルの情報が盛り込まれています。

実習 占星学入門―ホロスコープの作り方と読み方



演習・占星学入門―ホロスコープの考察と演習
平河出版社 1992年刊 本体1942円

全体で「T占星学演習に関する基礎知識」「U占星学の時期表示]
「Vホロスコープの詳細」「W実例」と四つの章からなっています。

Tでは占星学での統計のあつかいなどを論じ、月のボイドタイムにふれ
ハーフサム、石川調波(ハーモニクス)などの技法を紹介。
Uではトランジットとプログレスによる未来予測
Vは三重円、コンポジット(合成チャート)を含む相性、春分図など
ここに「実習」編を補うような具体的アスペクトの解説が入いっています。
Wでは事例にあがるのは大女優エリザベス・テーラーの他、
横綱千代の富士、長寿双子姉妹のきんさん・ぎんさん、出版当時を偲ばせる顔ぶれです。

演習占星学入門―ホロスコープの考察と演習



応用・占星学入門―ホロスコープの実際と応用
平河出版社 1994年刊 本体2000円

金銭、健康、結婚、職業といった各種テーマについて
出生チャート〜時期予測、テーマによっては相性の読み方を解説する解説書。
さらにマンデンやホラリーも解説しています。
全13章中の第1章は原理論的な内容で、以下第1ハウスから第12ハウスまで
そのハウスに関わるテーマ=ハウス・マターに分類して配列してあります。

第2ハウスマターとしては個人の先天/後天的金運の他に経済占星学を扱い、
第4ハウスマターに気象占星学、地震占星学、前兆占星学を配置
第11ハウスマターで議会と選挙、第12ハウスマターでホラリーを扱います。
「競技」は第5ハウスで「賭け事」は第8ハウスに配置。

応用 占星学入門―ホロスコープの実際と応用



調波・占星学入門―星の言葉を聞く新しい時代の占星学の実際と応用
平河出版社 1995年刊 本体1942円

すでに「実習」編において「占星学の新しい技法」としてふれられた
調波=ハーモニクス、ハーフサム、さらにゴクーラン資料などを、詳細に解説する。
アディー調波からは第5調波、第7と第9調波にスポットをあて、
著者石川氏自身の開発による「石川の分割調波」を解説。

最近ではハーフサムは占星学の基本過程でとりいれるべきという議論もあります。
ハーモニクス、ハーフサムとも計算の手間のかかる技法なのですが
PCが普及し、スターゲイザーのような優れたソフトが入手しやすくなった今こそ
取り組むべき技法といえるでしょう。

調波占星学入門―星の言葉を聞く新しい時代の占星学の実際と応用 (Astrology (4))



辞典・占星学入門―星の言葉を聞こう 新しい占星学の時代での用語解説
平河出版社 1996年刊 本体2000円

日本ではほぼ唯一の専門的な占星学辞典といえるでしょう。約400項目収録。
例えばパランなど最近になって注目されるようになった事項についても収録されています。
占星学入門シリーズは同一事項について各巻に分配されて解説されているので
これまでの巻にでている事項についても解説にあたることができる、という利点があります。

辞典・占星学入門―星の言葉を聞こう 新しい占星学の時代での用語解説 (ASTROLOGY)



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